CData Python Connector for Instagram

Build 24.0.9062

カスタムOAuth アプリの作成

カスタムOAuth アプリを作成するタイミング

CData はOAuth アプリケーション認証情報を製品に組み込んでおり、デスクトップアプリケーションまたはヘッドレスアプリケーションから接続する際に使用できます。Web アプリケーションはカスタムOAuth アプリケーションを必要とします。 以下の場合はユーザー自身のOAuth アプリケーションクレデンシャルを選択できます。
  • 認証ダイアログのブランディングをコントロールしたいとき
  • ユーザー認証後にアプリケーションがユーザーをリダイレクトするためのリダイレクトURI をコントロールしたいとき
  • ユーザーからのリクエストに対する許可をカスタマイズしたいとき

Instagram データにアクセスを許可する

ユーザーが本製品 を経由して接続できるようにするには、以下の作業を行います。

  1. Facebook ページをInstagram アカウントに接続します。
  2. 本製品 をInstagram にアプリとして作成し登録します。
  3. Facebook の審査にアプリを提出します。

Facebook ページをInstagram アカウントに接続

Instagram のデータにアクセスするには、ユーザーはInstagram アカウントに紐づいたページのロールが必要です。ページでロールを持つユーザーなら誰でもアクセスできます。

ページとInstagram アカウントを連携するには、Facebook にログインし、ページの設定からInstagram をクリックしてInstagram アカウントにログインします。 アカウントがInstagram ビジネスアカウントでない場合、プロンプトに従ってビジネスプロフィールを設定します。

アプリの作成と登録

アプリを登録してOAuthClientIdOAuthClientSecret プロパティを取得します。OAuth クライアントクレデンシャルで本製品 をFacebook に認証します。

  1. Facebook にログインし、https://developers.facebook.com/apps に進みます。
  2. 新しいアプリケーションを作成し、設定 -> ベーシックをクリックします。OAuthClientId は表示されたApp ID です。OAuthClientSecret はApp Secret です。
  3. Add Platform をクリックしてWeb サイトを選択します。サイトURL を入力します。この値は認証では使用されません。
Facebook ログインプロダクトの追加

以下の手順に従って、OAuth リダイレクトURI を設定します。

  1. アプリ設定に進み、"Products" セクションからFacebook ログインプロダクトを追加します。
  2. プロダクト設定で、OAuth リダイレクトURI を定義します。

    デスクトップアプリケーションを構築している場合は、リダイレクトURL をhttps://localhost:33333/ または同様のhttps URL に設定します。

    Web アプリケーションを構築している場合は、Callback URL として使用するリダイレクトURI(ユーザーがアプリへのアクセスを許可されたことを証明するトークンを持ってリダイレクトされる)を設定します。

Instagram API プロダクトの追加

以下の手順に従って、アプリがリクエストするInstagram API 権限を設定します。

  1. アプリ設定に進み、"Products" セクションからInstagram プロダクトを追加します。
  2. プロダクト設定で、アクセス許可を設定します。すべてのテーブルとビューにアクセスするには、次のスコープを含めます。
    • instagram_basic
    • instagram_manage_comments
    • instagram_manage_insights

    特定のテーブルに必要なスコープについての詳細は、データモデル セクションを参照してください。

アプリを審査に提出して本稼働

審査なしでアプリケーションを使用することもできますが、本稼働してInstagram のコンテンツに完全にアクセスするには、アプリケーションを提出して審査と承認を受ける必要があります。

  1. アプリケーションのManage をクリックし、Permissions タブでStart a Submission をクリックします。
  2. Instagram との連携に最適なユースケースを選択してください。
  3. フォームに必要事項を記入し、アプリケーションが承認されるのを待ちます。

Instagram への認証

デスクトップアプリケーション

次の接続プロパティを設定して、接続してください。

  • OAuthClientId:OAuth アプリ用のApp ID に設定。
  • OAuthClientSecret:OAuth アプリ用のApp Secret に設定。
  • InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 交換の繰り返しや、手動でのOAuthAccessToken 設定を避けられます。
  • BusinessAccountId:Instagram アカウントに複数のFacebook ページを連携している場合は、BusinessAccountId 接続プロパティを設定して、Facebook ページに紐づいているビジネスアカウントのId を指定します。

    ビジネスアカウントId は、Page ビューのクエリで取得できます。

接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。本製品 がOAuth プロセスを完了します。
  1. コールバックURL からアクセストークンを取得し、リクエストを認証します。
  2. 古いトークンの期限が切れたときは、新しいアクセストークンを取得します。
  3. OAuth 値をOAuthSettingsLocation に保存します。これらの値は接続間で永続化されます。

Web アプリケーション

以下の手順に従って、本製品 を使用してOAuth トークンの値を取得し、Web アプリケーションから接続します。 アクセストークンの取得

次の接続プロパティを設定し、OAuthAccessToken を取得します。

  • OAuthClientId:アプリ設定のApp ID に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリ設定のApp Secret に設定。

続いて以下の手順に従って、OAuth 交換を完了します。

  1. GetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。AuthMode インプットをWEB に、CallbackURL インプットをアプリ設定で指定したOAuth リダイレクトURI に設定します。ストアドプロシージャがOAuth エンドポイントのURL を返します。
  2. ログインして、アプリケーションを認可します。コールバックURL にリダイレクトされます。

    コールバックURL は、クエリ文字列パラメータ内にverifier code を保有します。verifier code をコールバックURL から取得します。

  3. 次のパラメータを設定し、GetOAuthAccessToken を呼び出します:

    NameValue
    AuthModeWEB
    Verifierverifier code に設定。
    CallbackURLアプリケーション設定のコールバックURL に設定。

データへの接続 Instagram にリクエストを投げるには、OAuthAccessToken プロパティを設定します。OAuthAccessToken の有効期限は限られています。トークンの有効期限が切れた場合は、前述のストアドプロシージャを呼び出して再認証を行う必要があります。

複数ページへの接続

Instagram アカウントに複数のFacebook ページを連携している場合は、OAuthAccessToken に加えてBusinessAccountId を設定します。BusinessAccountId 接続プロパティは、Facebook ページに紐づいているビジネスアカウントのId を指定します。

ビジネスアカウントId は、Page ビューのクエリで取得できます。

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