JDBC Driver for Instagram

Build 24.0.9062

接続の確立

JDBC データソースの作成

Java アプリケーションから接続するJDBC データソースを作成できます。CData JDBC Driver for Instagram に基づくJDBC データソースの作成は、3つの基本ステップで構成されます。

  • ドライバーのJAR ファイルをクラスパスに追加します。JAR ファイルはインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。.lic ファイルはJAR ファイルと同じフォルダ内に配置される必要があることに注意してください。
  • ドライバークラスを入力します。次に例を示します。
    cdata.jdbc.instagram.InstagramDriver
  • JDBC URL を入力します。次に例を示します。
    jdbc:instagram:InitiateOAuth=GETANDREFRESH;BusinessAccountId=3218475
    
    or
    
    jdbc:cdata:instagram:InitiateOAuth=GETANDREFRESH;BusinessAccountId=3218475

    上記の2つ目の形式は、同じURL 形式を使用しているドライバー間でアプリケーションに競合がある場合は、CData ドライバーを使用していることを確認するために常に使用できます。URL は "jdbc:instagram:" または"jdbc:cdata:instagram:" のいずれかから始まり、任意の接続プロパティの名前と値のペアをセミコロン区切りで入力します。

Instagram への接続

Instagram はOAuth 認証のみサポートします。

デスクトップアプリケーション

CData は、OAuth デスクトップ認証を簡略化する埋め込みOAuth アプリケーションを提供します。代わりに、カスタムOAuth アプリケーションを作成することも可能です。カスタムアプリケーションの作成およびその理由については、カスタムOAuth アプリの作成 を参照してください。

OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ

以下を設定して、接続してください。

  • InitiateOAuthGETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 交換の繰り返しや、手動でのOAuthAccessToken 設定を避けられます。
  • OAuthClientId(カスタムアプリのみ):アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret(カスタムアプリのみ):アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレットに設定。
  • CallbackURL(カスタムアプリのみ):アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI に設定。
接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでInstagram のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。本製品 はこれでOAuth プロセスを完了します。

  1. 本製品 はInstagram からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします。
  2. OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定された場所に保存されます。これらの値は接続間で永続化されます。
本製品 はアクセストークンの期限が切れると自動的にリフレッシュします。

Web アプリケーション

Web アプリケーション経由で接続する場合は、Instagram にカスタムOAuth アプリケーションを登録する必要があります。それから本製品 を使用してOAuth トークンの値を取得および管理します。詳しくは、カスタムOAuth アプリの作成 を参照してください。

OAuth アクセストークンの取得

次の接続プロパティを設定し、OAuthAccessToken を取得します。

  • OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。

続いてストアドプロシージャを呼び出し、OAuth 交換を完了します。

  1. GetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。AuthMode インプットをWEB に、CallbackURL をアプリケーション設定で指定したリダイレクトURI に設定します。 ストアドプロシージャがOAuth エンドポイントのURL を返します。
  2. ステップ1でストアドプロシージャが返したURL に移動します。ログインしてWeb アプリケーションを認可します。コールバックURL にリダイレクトされます。
  3. GetOAuthAccessToken ストアドプロシージャを呼び出します。AuthMode インプットをWEB に設定します。Verifier インプットを、リダイレクトURL のクエリ文字列のcode パラメータに設定します。

アクセストークンとリフレッシュトークンを取得したのち、データに接続してOAuth アクセストークンを自動的にリフレッシュできます。

OAuth アクセストークンの自動リフレッシュ

本製品 がOAuth アクセストークンを自動的にリフレッシュするようにするには、最初のデータ接続で次のように設定します。

  • InitiateOAuthREFRESH に設定。
  • OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。
  • OAuthAccessTokenGetOAuthAccessToken によって返されたアクセストークンに設定。
  • OAuthSettingsLocation:本製品 がOAuth 値を保存する場所に設定。これは接続間で維持されます。

その後のデータ接続では、以下を設定します。

  • InitiateOAuth
  • OAuthSettingsLocation

ヘッドレスマシン

ヘッドレスマシンのユーザーアカウントでOAuth を使用するようにドライバーを設定するには、インターネットブラウザに対応した別の端末で認証する必要があります。

  1. 以下のオプションから選択します。
    • オプション1:後述の「Verifier code を取得および交換」に従い、OAuthVerifier 値を取得します。
    • オプション2:インターネットブラウザに対応したマシンに本製品 をインストールし、後述の「OAuth 設定を転送」の説明に従い、通常のブラウザベースのフローで認証後にOAuth 認証値を転送します。
  2. 次に、ヘッドレスマシンからアクセストークンを自動的にリフレッシュするように本製品 を設定します。

オプション1:Verifier code を取得および交換

Verifier code を取得するには、OAuth Authorization URL で認証する必要があります。

インターネットブラウザに対応したマシンから認証してOAuthVerifier 接続プロパティを取得する方法は次のとおりです。

  1. 以下のオプションから選択します。
    • 埋め込みOAuth アプリケーションを使用する場合は、GetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。ストアドプロシージャによって返されたURL をブラウザで開きます。
    • カスタムOAuth アプリケーションを使用するには、以下のプロパティを設定します。
      • InitiateOAuthOFF に設定。
      • OAuthClientId:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId に設定。
      • OAuthClientSecret:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレットに設定。
      次に、適切なCallbackURL を指定してGetOAuthAuthorizationURL ストアドプロシージャを呼び出します。ストアドプロシージャによって返されたURL をブラウザで開きます。
  2. ログインして、本製品 にアクセス許可を与えます。すると、リダイレクトURI にリダイレクトされます。リダイレクトURI にはcode というパラメータが付加されます。このパラメータの値を控えておきます。後ほどこれをOAuthVerifier 接続プロパティに設定します。
次に、OAuth verifier code をOAuth リフレッシュトークンおよびアクセストークンと交換する必要があります。

ヘッドレスマシンでは、次の接続プロパティを設定してOAuth 認証値を取得します。

  • InitiateOAuthREFRESH に設定。
  • OAuthVerifier:これを、控えておいたverifier code(リダイレクトURI のcode パラメータの値)に設定します。
  • OAuthClientId:(カスタムアプリのみ)カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:(カスタムアプリのみ)カスタムOAuth アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定。
  • OAuthSettingsLocation:これを設定すると、暗号化されたOAuth 認証値が指定された場所に永続化されます。

接続をテストしてOAuth 設定ファイルを生成し、以下のプロパティを再設定して接続します。

  • InitiateOAuthREFRESH に設定。
  • OAuthClientId:(カスタムアプリのみ)アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:(カスタムアプリのみ)アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレットに設定。
  • OAuthSettingsLocation:暗号化されたOAuth 認証値を含む場所に設定。アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、この場所が本製品 に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。

オプション2:OAuth 設定を転送

ヘッドレスマシンでの接続に先立ち、インターネットブラウザに対応したデバイスでドライバーとの接続をインストールし、作成する必要があります。上述の「デスクトップアプリケーション」の説明に従って、接続プロパティを設定します。

「デスクトップアプリケーション」の手順が完了すると、生成された認証値は、OAuthSettingsLocation で指定された場所に暗号化されて書き込まれます。デフォルトのファイル名はOAuthSettings.txt です。

接続をテストしてOAuth 設定ファイルを生成し、OAuth 設定ファイルをヘッドレスマシンにコピーします。

ヘッドレスマシンで、次の接続プロパティを設定し、データに接続します。

  • InitiateOAuthREFRESH に設定。
  • OAuthClientId:(カスタムアプリのみ)アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId に設定。
  • OAuthClientSecret:(カスタムアプリのみ)アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレットに設定。
  • OAuthSettingsLocation:ブラウザでマシンからコピーしたOAuth 設定ファイルの場所に設定。アクセストークンの自動リフレッシュを有効にするために、この場所が本製品 に読み書きのアクセス許可を与えることを確認してください。

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