自動スキーマ検出
connector は、コレクション内のAzure Cosmos DB ドキュメントをサンプルとして調べ、リレーショナルスキーマを提案します。RowScanDepth プロパティを使って、connector がスキャンするドキュメント数を設定することができます。検出プロセスで特定されるカラムはFlattenArrays およびFlattenObjects プロパティに依存します。
オブジェクトのフラット化
FlattenObjects が設定されている場合、すべてのネストされたオブジェクトは連続したカラムにフラット化されます。例えば、次のドキュメントを考えましょう。
{ id: 12, name: "Lohia Manufacturers Inc.", address: {street: "Main Street", city: "Chapel Hill", state: "NC"}, offices: ["Chapel Hill", "London", "New York"], annual_revenue: 35,600,000 }このドキュメントは次のカラムにより表されます:
カラム名 | データ型 | サンプル値 |
id | Integer | 12 |
name | String | Lohia Manufacturers Inc. |
address.street | String | Main Street |
address.city | String | Chapel Hill |
address.state | String | NC |
offices | String | ["Chapel Hill", "London", "New York"] |
annual_revenue | Double | 35,600,000 |
FlattenObjects が設定されていない場合、address.street、address.city、およびaddress.state カラムは別々にはなりません。文字列型の住所カラムは一つのオブジェクトとして表されます。値は次のようになります {street:"Main Street", city:"Chapel Hill", state:"NC"}。JSON アグリゲートの詳細についてはJSON 関数 を参照してください。
カラム名の区切り文字をドットから変更するには、SeparatorCharacter を設定します。
配列のフラット化
FlattenArrays プロパティは配列の値をフラット化してそれぞれのカラムとするために使われます。これは次の例のように短い配列の場合にのみ推奨されます。
"coord": [ -73.856077, 40.848447 ]FlattenArrays プロパティは2に設定して上の配列を次のように表すことができます:
カラム名 | データ型 | サンプル値 |
coord.0 | Float | -73.856077 |
coord.1 | Float | 40.848447 |
アンバウンドの配列をそのままにしておき、必要な際にJSON 関数 を使ってデータを取り出すことをお勧めします。