JDBC Driver for Azure Cosmos DB

Build 24.0.9062

バッチ書き込みのRU 予算を設定する

SQL 準拠 で説明されるように、本製品 はバッチCUD(Create、Update、Delete)操作をサポートします。バッチ処理は、複数のリクエストを同時に発行することで実現します。 この方法では書き込み操作のパフォーマンスが大幅に向上しますが、この操作のコストは比較的高いため、特定のコンテナーやデータベースの1秒あたりの要求ユニット(RU)予算を超える可能性があります。 Azure Cosmos DB サービスのクォータによっては、RU 予算を超えると追加コストが発生したり、他のワークロードのAzure Cosmos DB 利用が一時的に制限されたり、中断されたりすることがあります。

1秒あたりのRU 予算を超えないようにするため、本製品 は、設定されたWriteThroughputBudget と、常に調整されるステートメントあたりの平均RU コストに応じて、1秒あたりの同時リクエスト数を動的に調整します。 ユーザーは、WriteThroughputBudget 接続プロパティを利用してバッチ書き込み操作が超えてはならない1秒あたりのRU 予算を定義することができます。 バッチ書き込み操作におけるもう一つの重要な要素にMaxThreads 接続プロパティがあり、これは同時リクエストの最大数を指定します。 MaxThreads の値を低くすると、本製品 は利用可能な予算を効率的に使用できない可能性があります。

リクエストのスロットリングロジックはクライアントサイドで適用されるため、比較的少量であってもRU / 秒予算を超過する場合があります。 このようなケースには、カラム数やカラムごとの入力値の長さが大きく変化するレコードの挿入、更新、削除が含まれます。

Note:デフォルトでは、WriteThroughputBudget プロパティは1000 RU/s、MaxThreads プロパティは200スレッドに設定されています。

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