接続の確立
接続プロファイルの設定
[CData]リボンから[データの取得]をクリックし、[取得元:Google Ads]> 設定済みの接続 を選択してCData クエリウィンドウを起動します。新しい接続を設定するには、[新しいGoogle Ads 接続]をクリックします。ここでは、接続の設定、接続のテスト、および接続プロファイルの保存を行うことができます。
Google Ads への接続
認証に必要なプロパティを追加する前に、以下の接続プロパティを指定する必要があります。
- DeveloperToken:アカウントの開発者トークン。
- ClientCustomerId:Google Ads お客様ID。ClientCustomerId を見つけるには、 Google Ads UI の右上隅にある人物のアイコンをクリック後、ヘルプメニューの下部で確認できます。
複数のアカウントからデータを取得
ドライバーの一般的な使用方法は、複数のお客様ID からデータを取得することです。これは、多数のアカウント / ClientCustomerId を含むGoogle Ads MCC アカウントを持っている場合に有効です。WHERE 句にCustomerId を指定することで、必要なアカウントのデータをクエリして取得することができます。次に例を示します。SELECT * FROM AdGroupAd WHERE CustomerId='3333333333' SELECT * FROM AdGroupAd WHERE CustomerId IN ('1111111111', '2222222222')
WHERE 句でCustomerId を指定すると、ドライバーはClientCustomerId 接続プロパティを無視します。
Google Ads への認証
Google Ads へのすべての接続はOAuth を使用して認証されます。本製品 は、認証にユーザーアカウント、サービスアカウントおよびGCP インスタンスアカウントの使用をサポートします。
ユーザーアカウント(OAuth / OAuthPKCE)
Google Ads は埋め込みOAuth クレデンシャルを提供しており、デスクトップアプリケーション からの接続を簡単にします。Web アプリケーションから接続するには、カスタムOAuth アプリケーションの作成 で説明するようにカスタムOAuth アプリケーションを作成する必要があります。すべての認証フローで、OAuth 経由で接続するにはAuthScheme をOAuth に設定する必要があります。
以下のサブセクションでは、利用可能なOAuth フローでのGoogle Ads への認証について詳しく説明します。 カスタムOAuth アプリケーションの作成についての情報と、すでに埋め込みOAuth 認証情報を持つ認証フローでもカスタムOAuth アプリケーションを作成したほうがよい場合の説明については、カスタムOAuth アプリケーションの作成 を参照してください。
Google Ads で利用可能な接続文字列プロパティの全リストは、Connection を参照してください。
デスクトップアプリケーション
CData は、デスクトップでの認証を簡単にする埋め込みOAuth アプリケーションを提供します。 また、Google Ads コンソールで設定および登録するカスタムOAuth アプリケーションを介してデスクトップから認証することもできます。詳しくは、カスタムOAuth アプリケーションの作成 を参照してください。接続する前に、次のプロパティを設定します。
- InitiateOAuth: GETANDREFRESH。OAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します。
- カスタムOAuth アプリケーションのみ:
- OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId。
- OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット。
- CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI。
接続すると、本製品 はデフォルトブラウザでGoogle Ads のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。
アクセストークンの期限が切れたときは、本製品 は自動でアクセストークンをリフレッシュします。
サービスアカウント(OAuthJWT)
サービスアカウントを使用して認証するには、新しいサービスアカウントを作成し、アカウント証明書のコピーを用意する必要があります。
JSON ファイルの場合は、以下のプロパティを設定します。
- AuthScheme:OAuthJWT に設定。
- OAuthJWTCertType:GOOGLEJSON に設定。
- OAuthJWTCert:Google が提供する.json ファイルへのパスに設定。
- OAuthJWTSubject:サービスアカウントはGSuite ドメインの一部であり、委任が有効である必要があります。このプロパティの値は、データにアクセスしたいユーザーのE メールアドレスでなければなりません。
PFX ファイルの場合は、以下のプロパティを設定します。
- AuthScheme:サービスアカウントのE メールアドレスに設定。このアドレスには、通常iam.gserviceaccount.com ドメインが含まれます。
- OAuthJWTSubject:サービスアカウントはGSuite ドメインの一部であり、委任が有効である必要があります。このプロパティの値は、データにアクセスしたいユーザーのE メールアドレスです。
サービスアカウントを持っていない場合は、カスタムOAuth アプリケーションの作成 の手順に従って作成できます。
GCP インスタンスアカウント
GCP 仮想マシン上で実行している場合は、本製品 は仮想マシンに関連付けられたサービスアカウントを使用して認証できます。 このモードを使用するには、AuthScheme をGCPInstanceAccount に設定します。
接続プロパティ
最後に、Connection プロパティを参照してください。接続の確立に使用できるさまざまなオプションの説明があります。
接続の管理
Google Ads への認証に成功すると、インポートするデータをカスタマイズすることができます。詳しくは、接続の管理 を参照してください。
関連項目
- データのクエリ:[データ選択]ウィザードを使用してスプレッドシートにデータをプルします。また、ここではスケジュールされたデータのリフレッシュも設定できます。
- Excel アドインの使用:利用可能なCData Excel 関数 を使用するなど、Google Ads データとやり取りする他の方法が見つかります。