クエリの実行
このセクションでは、SQL Server に接続可能なあらゆるツールからリンクサーバーへクエリを実行する方法を説明します。
リンクサーバーからクエリを実行する場合、以下のフォーマットのように4部構成の名前を使用します。
[<Linked Server Name>].[<DSN Name>].[<Schema Name>].[<Table Name>]
- Linked Server Name は、作成したリンクサーバーの名前です。これは通常はサービス名です。
- DSN Name は、データソースの名前です。
- Schema Name は、システムスキーマまたはユーザー定義のスキーマの名前です。
- Table Name は、データのコピー元のテーブルの名前です。
SELECT ステートメント
新しいレコードを作成するには:SELECT * FROM [Linked Server Name].[CData XML Sys].[XML].[NorthwindOData] WHERE Email = '[email protected]'Note:データソースが大文字と小文字を区別する識別子をサポートしている場合、大文字と小文字が異なるだけの同名のテーブルを参照することはできません(例:同じスキーマのAccount とACCOUNT)。SQL Server では識別子を大文字と小文字の区別なく扱うため、1つのスキーマに複数存在する同名のテーブルはSQL Server のプロトコルとは互換性がありません。
INSERT、UPDATE、およびDELETE ステートメント
書き込み可能なデータベースに対して一行のデータを挿入、更新、または削除するには、4部構成の名前を使用します。次に例を示します。
INSERT INTO [Linked Server Name].[CData XML Sys].[XML].[NorthwindOData] (Email) VALUES ('[email protected]');
バルク操作
書き込みを許可しているデータソースに対してバルク操作を実行するには、次のような構文を使用します:VALUES リストの代わりに、SELECT クエリを使用してバルクINSERT を実行するには:
INSERT INTO [Linked Server Name].[CData XML Sys].[XML].[NorthwindOData] ([Email]) SELECT [Email] from [CData].[dbo].[Local_NorthwindOData]ローカルテーブルでJOIN を使用してバルクUPDATE を実行するには:
UPDATE [Linked Server Name].[CData XML Sys].[XML].[NorthwindOData] SET [NorthwindOData].[Email] = CData.dbo.[Local_NorthwindOData].[Local_Email] FROM CData.dbo.[Local_NorthwindOData] INNER JOIN [Linked Server Name].[CData XML Sys].[XML].[NorthwindOData] ON CData.dbo.[Local_NorthwindOData].[Id] = [NorthwindOData].[Id]sub-SELECT クエリでIN フィルタを使用して、バルクDELETE を実行するには:
DELETE FROM [Linked Server Name].[CData XML Sys].[XML].[NorthwindOData] WHERE [Id] IN (SELECT [Id] FROM CData.dbo.Local_NorthwindOData)
ストアドプロシージャの実行
ストアドプロシージャを実行する前に、まずリンクサーバーのRPC およびRPC 出力を有効にする必要があります。これを行うには、リンクサーバーを右クリックし、プロパティ -> サーバーオプションに移動してRPC およびRPC 出力をTrue に設定します。
RPC およびRPC 出力が有効になったら、以下のコマンドを使用してストアドプロシージャを実行します。
DECLARE @RunStoredProcSQL VARCHAR(1000); SET @RunStoredProcSQL = 'EXEC GetOAuthAccessToken CallbackURL=''http://localhost'''; EXEC (@RunStoredProcSQL) AT [Linked Server Name];