NoSQL データベース
MongoDB はスキーマレスなドキュメントデータベースで、高いパフォーマンス、使用性、およびスケーラビリティを提供します。これらの機能は、必ずしもSQL-92 のような標準準拠のクエリ言語と互換しないわけではありません。このセクションでは、connector が複数のやり方によって、リレーショナルSQL とドキュメントデータベースのギャップの橋渡しをいかに行うかを説明します。
テーブルとしてのMongoDB オブジェクトの操作
connector では、スキーマレスなMongoDB オブジェクトをリレーショナルテーブルにモデル化し、SQL クエリをMongoDB クエリに読み替えることで、要求されたデータを取得します。 さまざまなMongoDB 操作がSQL としてどのように表されるかの詳細については、クエリマッピング を参照してください。
スキーマの自動検出
自動スキーマ検出 スキームでは、設定された行数のオブジェクトをスキャンすることで、自動的にMongoDB 内のデータ型を見つけます。MongoDB コレクションのリレーショナル表現をコントロールするためにRowScanDepth、FlattenArrays、およびFlattenObjects を使うことができます。スキーマに結びついていない自由形式クエリ を記述することもできます。
スキーマのカスタマイズ
オプションとして、カスタムスキーマ定義 を使って、MongoDB オブジェクトの上に選択されたリレーショナル構造を投射することもできます。これにより、自分で選択したカラム名、データ型、 コレクション内の値の位置を定義することができます。
GenerateSchemaFiles を設定すると、検出されたスキーマを拡張しやすいシンプルな設定ファイルとして保存できます。データベース内のすべてのコレクション、もしくはSELECT クエリの結果にスキーマを保持することができます。