ADO.NET Provider for MongoDB

Build 24.0.9062

自由形式クエリ

自動スキーマ検出 の説明にあるとおり、直感的なテーブルスキーマは非構造化MongoDB データへのSQL アクセスを可能にします。JSON 関数 は標準のJSON 関数を使ってMongoDB データをサマライズし、あらゆるネスト構造から値を抽出できます。 カスタムスキーマ定義 では静的なテーブルを定義でき、データのリレーショナルビューでの緻密な制御を可能にします。例えば、parent/child テーブルやfact/dimension テーブルを定義するスキーマを記述することができます。 しかし、これらのスキーマに限定されません。

接続後は、どんなネストされた構造でもデータをフラット化せずにクエリできますFlattenArraysFlattenObjects でアクセスできるあらゆるリレーションへは、アドホックなSQL クエリを使ってもアクセスが可能です。

次のRestaurant データセットからのサンプルドキュメントを考えてみましょう。

 
{
  "address": {
    "building": "1007",
    "coord": [
      -73.856077,
      40.848447
    ],
    "street": "Morris Park Ave",
    "zipcode": "10462"
  },
  "borough": "Bronx",
  "cuisine": "Bakery",
  "grades": [
    {
      "grade": "A",
      "score": 2,
      "date": {
        "$date": "1393804800000"
      }
    },
    {
      "date": {
        "$date": "1378857600000"
      },
      "grade": "B",
      "score": 6
    },
    {
      "score": 10,
      "date": {
        "$date": "1358985600000"
      },
      "grade": "C"
    }
  ],
  "name": "Morris Park Bake Shop",
  "restaurant_id": "30075445"
} 
このドキュメントのあらゆるネスト構造にカラムとしてアクセスできます。以下のクエリで示すように、ドット表記法を使ってアクセスしたい値にドリルダウンします。配列のインデックスはゼロオリジンです。例えば、次のクエリではサンプル内のrestaurant のsecond grade を取得します。
SELECT [address.building], [grades.1.grade] FROM restaurants WHERE restaurant_id = '30075445'
先のクエリは、次の結果を返します。

カラム名データ型サンプル値
address.buildingString1007
grades.1.gradeStringA

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