Tableau Connector for Amazon DynamoDB

Build 24.0.9062

接続の設定

コネクタのインストール 後、Amazon DynamoDB 内のデータのデータソースに接続して作成できます。

データソースの設定

データに接続するには、次の手順を実行してください:

  1. 接続 | To a Server詳細をクリックします。
  2. Amazon DynamoDB by CData というデータソースを選択します。
  3. 接続に必要な情報を入力します。
  4. サインインをクリックします。
  5. 必要に応じて、データベースおよびスキーマを選択して利用可能なテーブルとビューを確認できます。

Connection Builder の使用

connector は、代表的な接続プロパティをTableau 内で直接利用できるようにします。 しかし、より高度な設定が必要な場合や接続に関するトラブルシューティングが必要な場合には、使いにくいことがあります。 connector には、Tableau の外で接続を作成してテストできる、独立したConnection Builder が付属しています。

Connection Builder にアクセスする方法は2つあります。

  • Windows では、スタートメニューのCData Tableau Connector for Amazon DynamoDB フォルダの下にあるConnection Builder というショートカットを使用します。
  • また、ドライバーのインストールディレクトリに移動し、lib ディレクトリで.jar ファイルを実行することによってもConnection Builder を開始できます。

Connection Builder では、接続プロパティに値を設定し、接続テストをクリックしてその動作を確認できます。 また、クリップボードにコピーボタンを使用して、接続文字列をコピーすることもできます。 この接続文字列は、Tableau 内のconnector 接続ウィンドウにあるConnection String オプションに指定できます。

DynamoDB への接続

以下を設定してデータに接続します。

  • Domain:AWS に関連付けられたドメイン名を使用する場合に設定。
  • AWSRegion:Amazon DynamoDB データがホストされているリージョンに設定。

DynamoDB への認証

AWS キーを取得

IAM ユーザーの認証情報を取得するには:
  1. IAM コンソールにサインインします。
  2. ナビゲーションペインでユーザーを選択します。
  3. ユーザーのアクセスキーを作成または管理するには、ユーザーを選択してからセキュリティ認証情報タブを選択します。
AWS ルートアカウントの資格情報を取得するには:
  1. ルートアカウントの認証情報を使用してAWS 管理コンソールにサインインします。
  2. アカウント名または番号を選択します。
  3. 表示されたメニューでMy Security Credentials を選択します。
  4. ルートアカウントのアクセスキーを管理または作成するには、Continue to Security Credentials をクリックし、[Access Keys]セクションを展開します。

ルートクレデンシャル

アカウントのルートクレデンシャルで認証するには、次の設定パラメータを設定します。

  • AuthSchemeAwsRootKeys
  • AWSAccessKey:AWS ルートアカウントに紐づいているアクセスキー。
  • AWSSecretKey:AWS ルートアカウントに紐づいているシークレットキー。

Note: この認証スキームの使用は、簡単なテスト以外ではAmazon では推奨されていません。アカウントのルート認証情報はユーザーの完全な権限を持つため、これが最も安全性の低い認証方法になります。

多要素認証が必要な場合は、以下を指定します。

  • CredentialsLocation:MFA クレデンシャルが保存される設定ファイルの場所。詳しくは、接続文字列オプションのCredentials File Location のページを参照してください。
  • MFASerialNumber:MFA デバイスが使用されている場合は、そのシリアル番号。
  • MFAToken:MFA デバイスから利用できる一時トークン。
これにより、connector は一時的な認証情報を取得するために、リクエストでMFA 認証情報を送信します。

Note: 一時的な認証情報の有効期間(デフォルトは3600秒)を制御するには、TemporaryTokenDuration プロパティを設定します。

一時クレデンシャル

一時クレデンシャルで認証するには、次を設定します。

  • AuthSchemeTemporaryCredentials
  • AWSAccessKey:ロールを担うIAM ユーザーのアクセスキー。
  • AWSSecretKey:ロールを担うIAM ユーザーのシークレットキー。
  • AWSSessionToken:一時クレデンシャルと共に提供されるAWS のセッショントークン。 詳細はAWS Identity and Access Management ユーザーガイド を参照してください。

connector は、一時クレデンシャルの有効期間中、長期的な認証情報(IAM ユーザー認証情報など)によって提供されるものと同じ権限を使用してリソースをリクエストできるようになりました。

一時クレデンシャルおよびIAM ロールの両方を使用して認証するには、上記のすべてのパラメータを設定し、さらに以下のパラメータを指定します。

  • AWSRoleARN:認証したいロールのRole ARN を指定。これにより、connector は指定されたロールの認証情報を取得しようと試みます。
  • AWSExternalId(オプション):別のAWS アカウントでロールを引き受ける場合にのみ必要です。

多要素認証が必要な場合は、以下を指定します。

  • CredentialsLocation:MFA クレデンシャルが保存される設定ファイルの場所。詳しくは、接続文字列オプションのCredentials File Location のページを参照してください。
  • MFASerialNumber:MFA デバイスが使用されている場合は、そのシリアル番号。
  • MFAToken:MFA デバイスから利用できる一時トークン。
これにより、connector は一時的な認証情報を取得するために、リクエストでMFA 認証情報を送信します。

Note: 一時的な認証情報の有効期間(デフォルトは3600秒)を制御するには、TemporaryTokenDuration プロパティを設定します。

EC2 Instances

AuthSchemeAwsEC2Roles に設定します。

EC2 インスタンスからconnector を使用していて、そのインスタンスにIAM ロールが割り当てられている場合は、 認証にIAM ロールを使用できます。connector は自動的にIAM ロールの認証情報を取得し、それらを使って認証するため、AWSAccessKey およびAWSSecretKey を指定する必要はありません。

認証にIAM ロールも使用している場合は、さらに以下を指定する必要があります。

  • AWSRoleARN:認証したいロールのRole ARN を指定。これにより、connector は指定されたロールの認証情報を 取得しようと試みます。
  • AWSExternalId(オプション):別のAWS アカウントでロールを引き受ける場合にのみ必要です。

IMDSv2 サポート

Amazon DynamoDB connector は、IMDSv2 をサポートしています。IMDSv1 とは異なり、新バージョンでは認証トークンが必須です。エンドポイントおよびレスポンスは、両バージョンで同じです。

IMDSv2 では、Amazon DynamoDB connector はまずIMDSv2 メタデータトークンの取得を試み、それを使用してAWS メタデータエンドポイントを呼び出します。トークンを取得できない場合、connector はIMDSv1 を使用します。

AWS Web Identity

AuthSchemeAwsWebIdentity に設定します。

Web ID でロールを割り当てられるように構成されたコンテナ(OpenID Provider を持つEKS クラスタ内のPod など)からconnector を使用する場合、またはIAM ロールに関連付けられたWeb ID プロバイダーで認証してID トークンを取得する場合は、Web ID トークンとIAM ロールの情報を一時的なセキュリティ認証情報と交換し、AWS サービスを認証してアクセスすることができます。コンテナの環境変数にAWS_ROLE_ARNAWS_WEB_IDENTITY_TOKEN_FILE が指定されている場合、connector は自動的に認証情報を取得します。または、AWSRoleARNAWSWebIdentityToken の両方を指定し、AssumeRoleWithWebIdentity API 操作を実行して認証することもできます。

AWS IAM Roles

AuthSchemeAwsIAMRoles に設定します。

多くの場合、認証にはAWS ルートユーザーのダイレクトなセキュリティ認証情報ではなく、IAM ロールを使用することをお勧めします。AWS ルートユーザーのAWSAccessKey およびAWSSecretKey を指定している場合、ロールは使用できない場合があります。

AWS ロールとして認証するには、次のプロパティを設定します。

  • AWSAccessKey:ロールを担うIAM ユーザーのアクセスキー。
  • AWSSecretKey:ロールを担うIAM ユーザーのシークレットキー。
  • AWSRoleARN:認証したいロールのRole ARN を指定。これにより、connector は指定されたロールの認証情報を 取得しようと試みます。
  • AWSExternalId(オプション):別のAWS アカウントでロールを引き受ける場合にのみ必要です。

多要素認証が必要な場合は、以下を指定します。

  • CredentialsLocation:MFA クレデンシャルが保存される設定ファイルの場所。詳しくは、接続文字列オプションのCredentials File Location のページを参照してください。
  • MFASerialNumber:MFA デバイスが使用されている場合は、そのシリアル番号。
  • MFAToken:MFA デバイスから利用できる一時トークン。
これにより、connector は一時的な認証情報を取得するために、リクエストでMFA 認証情報を送信します。

Note: 一時的な認証情報の有効期間(デフォルトは3600秒)を制御するには、TemporaryTokenDuration プロパティを設定します。

ADFS

ADFS に接続するには、AuthSchemeADFS に設定し、次のプロパティを設定します。

  • User:ADFS ユーザー。
  • Password:ADFS ユーザーのパスワード。
  • SSOLoginURL:SSO プロバイダーのログインURL。

接続文字列の例:

AuthScheme=ADFS; AWSRegion=Ireland; [email protected]; Password=CH8WerW121235647iCa6; SSOLoginURL='https://adfs.domain.com'; AWSRoleArn=arn:aws:iam::1234:role/ADFS_SSO; AWSPrincipalArn=arn:aws:iam::1234:saml-provider/ADFSProvider; S3StagingDirectory=s3://athena/staging;

Okta

Okta に接続するには、AuthSchemeOkta に設定し、次のプロパティを設定します。

  • User:Okta ユーザー。
  • Password:Okta ユーザーのパスワード。
  • SSOLoginURL:SSO プロバイダーのログインURL。

Okta クライアントリクエストコンテキストをオーバーライドする信頼されたアプリケーションまたはプロキシを使用する場合、またはMFA を設定している場合は、Okta を使用して認証するためにSSOProperties を組み合わせて使用する必要があります。必要に応じて、以下のいずれかを設定します。

  • APIToken:Okta クライアントリクエストコンテキストをオーバーライドする、信頼されたアプリケーションまたはプロキシ経由でユーザーを認証する場合、これを顧客がOkta 組織で作成したAPI Token に設定します。
  • MFAType:MFA フローを設定した場合、次の対応するタイプのいずれかに設定します:OktaVerifyEmail、またはSMS
  • MFAPassCode:MFA フローを設定した場合は、有効なパスコードに設定します。
    これを空欄または無効な値に設定した場合、connector はユーザーのデバイスまたはE メールにワンタイムパスワードチャレンジを発行します。パスコードを受信後、取得したワンタイムパスワードをMFAPassCode 接続プロパティに設定する接続を再度開きます。
  • MFARememberDevice:デフォルトはTrue です。Okta は、MFA が必要な場合にデバイスを記憶させることをサポートします。設定された認証ポリシーに従ってデバイスの記憶が許可されている場合、connector はMFA 認証の有効期間を延長するデバイストークンを送信します。MFA を記憶させない場合は、この 変数をFalse に設定してください。

接続文字列の例:

AuthScheme=Okta; AWSRegion=Ireland; [email protected]; Password=CH8WerW121235647iCa6; SSOLoginURL='https://cdata-us.okta.com/home/amazon_aws/0oa35m8arsAL5f5NrE6NdA356/272'; SSOProperties='ApiToken=01230GGG2ceAnm_tPAf4MhiMELXZ0L0N1pAYrO1VR-hGQSf;'; AWSRoleArn=arn:aws:iam::1234:role/Okta_SSO; AWSPrincipalARN=arn:aws:iam::1234:saml-provider/OktaProvider; S3StagingDirectory=s3://athena/staging;

PingFederate に接続するには、AuthSchemePingFederate に設定し、次のプロパティを設定します。

  • User:PingFederate ユーザー。
  • Password:PingFederate ユーザーのパスワード。
  • SSOLoginURL:SSO プロバイダーのログインURL。
  • AWSRoleARN(オプション):複数のロールARN がある場合は、認可に使用するARN を指定します。
  • AWSPrincipalARN(オプション):複数のプリンシパルARN がある場合は、認可に使用するARN を指定します。
  • SSOExchangeUrlSP Connections -> SP Connection -> WS-Trust -> Protocol Settings の下にあるPingFederate サーバーインスタンスで設定されるPartner Service Identifier URI。これはPingFederate SP Connection を一意に識別する必要があるため、AWS SSO ACS URL に設定することを推奨します。Authentication フィールドの横にあるAWS SSO -> Settings -> View Details の下で確認できます。
  • SSOProperties(オプション):Amazon S3へのリクエストにユーザー名とパスワードを認可ヘッダーとして含める場合は、Authscheme=Basic

SSOLoginURL 用の相互SSL 認証(WS-Trust STS エンドポイント)を有効化するには、次の SSOProperties を設定します。

  • SSLClientCert
  • SSLClientCertType
  • SSLClientCertSubject
  • SSLClientCertPassword

接続文字列の例:

authScheme=pingfederate;SSOLoginURL=https://mycustomserver.com:9033/idp/sts.wst;SSOExchangeUrl=https://us-east-1.signin.aws.amazon.com/platform/saml/acs/764ef411-xxxxxx;user=admin;password=PassValue;AWSPrincipalARN=arn:aws:iam::215338515180:saml-provider/pingFederate;AWSRoleArn=arn:aws:iam::215338515180:role/SSOTest2;

クレデンシャルファイル

認証にはクレデンシャルファイルを使用することができます。AccessKey/SecretKey 認証、一時クレデンシャル、ロール認証、またはMFA に関連するすべての設定が使用できます。 これを行うには、次のプロパティを設定して認証します。

  • AuthSchemeAwsCredentialsFile
  • AWSCredentialsFile:クレデンシャルファイルの場所。
  • AWSCredentialsFileProfile(オプション):指定したクレデンシャルファイルから使用するプロファイルの名前。指定しない場合は、default という名前のプロファイルが使用されます。
詳細はAWS Command Line Interface ユーザーガイド を参照してください。

AWS Cognito クレデンシャル

AWS Cognito のユーザープールに登録されたユーザーでconnector を使用する場合は、以下のプロパティを設定して認証してください。

  • AuthSchemeAwsCognitoSrp に設定(推奨)。また、AwsCognitoBasic を使用することもできます。
  • AWSCognitoRegion:ユーザープールのリージョンに設定。
  • AWSUserPoolId:ユーザープールのId に設定。
  • AWSUserPoolClientAppId:ユーザープールのアプリクライアントId に設定。
  • AWSUserPoolClientAppSecret:ユーザープールのクライアントシークレットに設定。
  • AWSIdentityPoolId:ユーザープールとリンクしているID プールのId に設定。
  • User:ユーザープールに登録されているユーザーのユーザー名に設定。
  • Password:ユーザープールに登録されているユーザーのパスワードに設定。

次のステップ

データビジュアライゼーションを作成するには、コネクタの使用 を参照してください。

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