ADO.NET Provider for Microsoft Active Directory

Build 23.0.8839

接続の確立

Microsoft Active Directory への接続

基本接続には、Server およびPort を設定します。さらに、次のように接続を微調整できます。

  • FollowReferrals:設定すると、本製品 は参照サーバーのデータのみをビューとして表示します。参照サーバー上のデータを変更するには、このサーバーをServer およびPort で指定する必要があります。
  • LDAPVersion:サーバーが実装するプロトコルのバージョンに設定します。デフォルトでは、本製品 はversion 2 を使用します。
  • UseDefaultDC:デフォルトのDomain Controller への接続、および既存のユーザー資格情報で認証するために設定します。

Microsoft Active Directory への認証

リクエストを認証するには、 User およびPassword プロパティを有効なMicrosoft Active Directory クレデンシャル(例:UserDomain\\BobF またはcn=Bob F,ou=Employees,dc=Domain)に設定します。

本製品 は、デフォルトでプレーンテキスト認証を使用します。これは、本製品 がサーバーとTLS/SSL のネゴシエーションを試みるためです。 AuthMechanism を使って別の認証方法を指定できます。

TLS/SSL コンフィギュレーションについて詳しくは、SSL の設定 を参照してください。

データアクセスのファインチューニング

次のプロパティは、返されるデータのスコープを制御します。

  • BaseDN は、LDAP 検索の範囲を指定された識別名の高さに限定します。 NoteBaseDN の範囲を絞ることはパフォーマンスを劇的に向上させます。例えば、cn=users,dc=domain の値は、cn=users およびその子に含まれる結果のみを返します。
  • Scope:このプロパティを使用すると、サブツリーから返されるデータをより細かく制御できます。

テーブルのカスタマイズ

本製品 は、Microsoft Active Directory エンティティから最も頻繁に必要とされるカラムを表示します。ただし、その他のデータを使用する必要がある場合は、テーブルを簡単に変更できます。テーブルは、シンプルな形式のスキーマファイルで定義されます。

デフォルトのスキーマを拡張する方法や独自のスキーマを記述する方法については、Active Directory テーブルとの連携 を参照してください。 カスタムスキーマを使用するには、Location プロパティをスキーマファイルを有するフォルダに設定します。

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