接続の確立
CData Cmdlets ユーザーは、データモジュールをインストールし、接続プロパティを設定してスクリプトを開始できます。このセクションでは、CSV インポートおよびエクスポートcmdlet などのネイティブPowerShell cmdlet でBing Cmdlets を使用する例を示します。
インストールおよび接続
PSGet がある場合は、PowerShell Gallery から次のコマンドを使ってcmdlet をインストールできます。CData サイトからセットアップを取得することもできます。
Install-Module BingCmdlets
プロファイルに以下を追加すると、次のセッションでcmdlet がロードされます。
Import-Module BingCmdlets;
Connect-Bing cmdlet を使って、別のcmdlet に渡すことができる接続オブジェクトを作成します。
$conn = Connect-Bing -APIKey 'MyAPIKey'
Microsoft Bing への接続
Microsoft Bing に接続するには、APIKey を設定します。 API キーを取得するには、Microsoft Cognitive Services にサインインし、Bing Search API に登録します。登録すると、エンドポイントのリストと2つのキーが生成されます。いずれか1つをAPIKey に使用できます。 APIVersion プロパティを使用して、接続するAPI バージョンを指定できます。使用可能な値は'V5' と'V7' です。デフォルト値は'V7' です。
データの取得
Select-Bing cmdlet はデータを取得するためのネイティブなPowerShell インターフェースを提供します。
$results = Select-Bing -Connection $conn -Table "WebSearch" -Columns @("URL, Title") -Where "SearchTerms='Microsoft'"Invoke-Bing cmdlet はSQL インターフェースを提供します。このcmdlet を使うと、Query パラメータを介してSQL クエリを実行できます。
cmdlet 出力のパイプ処理
cmdlet は行オブジェクトをパイプラインに一度に一行ずつ返します。以下は、結果をCSV ファイルにエクスポートします。
Select-Bing -Connection $conn -Table WebSearch -Where "SearchTerms = 'Microsoft'" | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myWebSearchData.csv -NoTypeInformation
Select-Bing からの結果をSelect-Object cmdlet にパイプして、Export-CSV cmdlet にパイプする前にいくつかのプロパティを実行していることがわかるでしょう。これをする理由は、CData Cmdlets は接続、テーブル、およびカラムの情報を結果セットの各行オブジェクトに追加しますが、必ずしもその情報がCSV ファイルに必要ではないからです。
ただし、これによってcmdlet の出力を別のcmdlet にパイプすることが容易になります。以下に、結果セットをJSON に変換する例を示します。
PS C:\> $conn = Connect-Bing -APIKey 'MyAPIKey' PS C:\> $row = Select-Bing -Connection $conn -Table "WebSearch" -Columns (URL, Title) -Where "SearchTerms = 'Microsoft'" | select -first 1 PS C:\> $row | ConvertTo-Json { "Connection": { }, "Table": "WebSearch", "Columns": [ ], "URL": "MyURL", "Title": "MyTitle" }